長崎県

南山手(みなみやまて)/長崎市南山手町
南山手-1 素朴なたたずまい
 大浦天主堂やグラバー園などがあるにもかかわらず,その裏手に広がる南山手の洋館群を見るために歩く人はほとんどいません。急な斜面に建つ洋館,和洋折衷館などの町並みと港の眺望など,実にすばらしい光景が見られます。ただいくつかの空き地も目立ちます。
 著名な建物の周辺は,観光客相手の土産物店や喫茶,レストランが目立ちます。しかし南山手の良さは,一歩裏に入った旧居留地のたたずまいが感じられます。南山手は素朴です。
南山手-2 南山手-3
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 電車で大浦天主堂下車徒歩10分
東山手(ひがしやまて)/長崎市東山手町
東山手-1 こぎれいな町並み
 南山手と違って遊歩道や洋館などは,きちんと整備されており,足下に気を配ることなく歩ける町です。観光客にも開放している洋館もあって,のんびりと歩けます。東山手は4〜5回訪ねていますが,道路が比較的直線になっており,歩きやすいのに気がつきます。とくにオランダ坂は誰もが訪れるところです。石畳は濡れていると,意外に風情があるものです。この東山手を歩き,そのあと南山手にある大浦天主堂,グラバー園に行くのが定番コースです。
東山手-2 東山手-3
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 電車で大浦天主堂下車徒歩10分
大村(おおむら)/大村市玖島
小姓小路武家屋敷通り 静かで清潔な感じです
 大村純忠は大村家第18代領主で,1563年に洗礼を受けて日本で最初のキリシタン大名になりました。そんな歴史のある町にもかかわらず,いつも長崎空港からそのままバスで長崎市内に向かっていたのです。改めて市内をじっくり歩き回ると,静かで清潔でとてもいい町並みであることに気がつきました。
 肥前大村藩2万7千石の城下町です。いくつかの武家屋敷街が残されています。石垣の植栽が大きいため,中をうかがうことはできません。しかし漆喰で固めた五色塀が見所です。
感動度★★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 大村公園に無料駐車場があります
平戸(ひらど)/平戸市鏡川町
寺院と教会の見える風景 和洋折衷の珍風景
 はじめての訪問です。石垣塀に沿って歩くと,瑞雲寺の塀であることに気づきます。そして遠くを見ると,教会の塔が見えるのです。和洋折衷の風景とはこのことでしょう。テレビ番組「ナニコレ珍百景」にあたるかも知れません。教会は,1931年に建設された聖フランシスコ・ザビエル記念教会です。
 いったん坂を下って街中に出ます。シーズンオフのためにか人出の少ない商店街を歩くと,2階建ての平入り,妻入りの混じった商家が並んでいます。ほとんどが戦後の建物でしょう。
   
みやんちょ一番街
新鮮な魚介類が格安
 漁協1階の駐車場を簡易レストランにして,とりたての魚介類を焼いたり,刺身にしたりと,観光客に販売しています。酒類も販売していますので,結構にぎわっているのです。格安です。
▲刺身盛り合わせ(300円)と魚介類の巻き寿司(400円)
感動度★★★★ もう一度いきたい度★★★★ 交通 バス平戸市役所前下車すぐ
神浦(こうのうら)/平戸市大島村神浦
神浦湾 平戸港と薄香港から
 この日は風が強いために,平戸桟橋から裏側の小さな港,薄香(うすか)港からフェリーが出ることになりました。薄香港は,美咲フェリーも的山大島(あづちおおしま)と結んでいます。つまり2系統の会社があります。
江戸時代の24棟も残る
 的山大島には,主に二つの集落があります。的山集落と神浦集落です。人口は1500人前後で毎年50人弱が減少。
 かつて捕鯨で栄えた島で,江戸時代の網工場の遺構や鯨を解体した「鯨場」も見つかっています。3mほどの曲りくねった道の両側には,町家がギッシリと詰まり,江戸時代の区割りをそのまま残しているのです。
 建物も江戸時代が24棟,明治時代が34棟,大正時代が11棟,昭和時代が10棟を確認されたそうです。
これから発展する集落
 曲がりくねった狭い道を歩いていると,とても静かです。理髪店,酒屋,雑貨店などが目に付きますが,大半は空き屋です。重要伝統的建造物群保存地区に選定されたばかり。景観保護か町の発展かで対立していますが,両立は可能です。5年,10年と長い目で見ていきたいと思います。
神浦
神浦の入口 理髪店 的山集落
▲神浦集落の入口にある雑貨店(右) ▲理髪店もありました ▲もう一つの的山(あづち)集落
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 平戸港&薄香港からフェリーで神浦港へ