岡山県

足守(あしもり)/岡山市足守
足守 進む町並み保存
 ここまできちんと,整備されているとは思いませんでした。町家,武家屋敷などどんどん改修されています。1990年に岡山市の「町並み保存地区」に指定されたからでしょう。行政と住民が一体となっているからです。
 豊臣秀吉の正室ねねの実兄・木下定家が関ヶ原の合戦以後,家康の命により,播磨から足守に移されました。ここから足守藩の歴史が始まります。
 町は,武家屋敷群と町家群に分かれています。さらに街道沿いに商家が建ち並んでいます。
 
感動度★★★★ もう一度いきたい度★★★ 駐車場 無料駐車場があります
倉敷(くらしき)/倉敷市中央
倉敷川 倉敷川両岸に並ぶ
 ひと言で「騒がしい」とうべきでしょうか、賑やかな街並みです。倉敷川の両岸に歴史的建造物が並んでいますが、土産物店やレストランになっています。白い土塀、ナマコ壁の似合う町。重要伝統的建造物群保存地区でもあります。
 10数年ぶりに訪ねました。変わっていません。一歩裏に入ると静かな街並みが続きます。
 江戸時代よりも明治になって倉敷紡績(クラボウ)ができてから、一気に発展した町です。住民と行政が街並み保存に力をつくした結果でしょう。
倉敷 倉敷
倉敷 倉敷
感動度★★★ もう一度行きたい度★★ 交通 JR倉敷駅から徒歩15分
下津井(しもつい)/倉敷市下津井
下津井 北前船の寄港地
 北海道で獲れたニシン,コンブなどを北前船が運んで発展した港町です。また「風待ち,潮待ち」の良港でもありました。
 海沿いに旧道が一本通っています。黒瓦葺きの平入商家や土蔵,格子のある町家などが目に付きます。特に旧回船問屋も多く,その繁栄ぶりは,『むかし下津井回船問屋』の展示資料でよくわかります。
 交通量も少ないので,のんびりと歩けるのがいいです。
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 駐車場 無料駐車場があります
玉島(たましま)/倉敷市玉島町
玉島-1 土蔵から町家,洋館
 戦災にもあわずに,これだけの町並みが残されたのは奇跡的です。玉島は,里見川を挟んで古い町並みは2カ所に見ることができます。まず新町通り商家,土蔵などが多く見られます。そして,里見川にかかる昭和橋を渡ると,仲買町です。
 白壁通りという名前を付けられています。なまこ壁の土蔵,商家,町家。さらに明治の洋館など,実に変化に富んだ町並みです。造り酒屋や味噌屋などが建っています。

 
玉島-2 玉島-3 玉島-4
▲新町通りに建つ土蔵や商家 ▲仲買町にも商家が続く ▲蔵を活用したイベントも盛んです
感動度★★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 玉島歴史民俗海洋資料館に無料駐車場があります
備中高梁(びっちゅうたかはし)/高梁市石火矢町
備中高梁 町家と武家屋敷
 大きく分けて二つの町並みがあります。一つは石火矢町の武家屋敷通り(写真左)、もう一つは、本町の町家や中心とした商家(写真下)です。本町の町家のほとんどが平入りで、2階の軒は出桁(だしげた)で、上品な造りになっています。特に醤油醸造の池上家は立派です。紺屋川沿い(写真下左)は「日本の道100選」に選定されています。
 武家屋敷は、伯備線の踏切を渡ってすぐのところにあります。旧折井家が公開されています。
「日本の道100選」 微衷高橋
感動度★★★ もう一度行きたい度★★★ 交通 JR伯備線備中高梁駅から徒歩20〜30分
吹屋(ふきや)/高梁市成羽町吹屋
吹屋-1 赤褐色の石州瓦が特徴
 前々から行きたかった町並みです。クルマで山奥の県道を延々と走りますが,途中で「道を間違ったか」と疑いを持つこと何度も何度もありました。とにかく走っていたら,とたんに目の前に古そうな家屋が広がるのです。銅山と赤いベンガラで栄えた鉱山町です。江戸時代は幕府直轄,明治時代は三菱の所有になりました。しかし1968年に休山になりました。
 ほとんどが妻入りの町家で,屋根には赤褐色の上薬を塗った石州瓦を葺いています。重要伝統的建造物群保存地区。
吹屋-2 吹屋-3
感動度★★★★ もう一度いきたい度★★★★ 交通 無料駐車場があります
勝山(かつやま)/真庭市勝山町勝山
勝山 暖簾の映える町並み
 清流・旭川が流れ、しかも町並みの姿は清楚で美しい感じがしました。格子戸のある町家がしっとりとした上品な感じを与えます。なぜ上品なのかと考えたら、のれんのせいではないかと思います。いたるところに、地元(女性染織家)で染めあげられたのれんが原因でしょう。
 戦国時代は戦乱の地でした。旭川と平行して通る出雲街道沿いの町並みでもあります。そして,これだけの量の建築物が残っていることに驚きました。
勝山 勝山
感動度★★★★ もう一度行きたい度★★★ 交通 JR姫新線中国勝山駅から徒歩10分
津山(つやま)/津山市林田町
津山 映画やテレビのロケ地
 津山城址のある中央エリアに武家屋敷、城西エリアに出雲街道があり歴史的建造物が建ち並んでいます。やや個性的でちょぴり豪華な格子のはまった町家が魅力的です。ここでNHK朝の連続TV小説『あぐり』、映画『男はつらいよ、紅の花』のロケ地に選ばれました。
 造り酒屋と土蔵、旧梶村家住宅などいくつか著名な住宅もありますが、無名の町家にも趣があります。あの寅さんも、のんびり歩いたのでしょう。
津山 津山
感動度★★★ もう一度行きたい度★★★ 交通 JR津山線津山駅から徒歩20分〜40分
牛窓(うしまど)/瀬戸内市牛窓町
旧バス通り 昔の栄華が偲ばれる
 瀬戸内海でも屈指の商業港でした。銀行や醸造所、豪商など栄華の限りを尽くした感じの町です。江戸から明治にかけたいくつかの古民家が残されています。また現在では数々の映画のロケ地として使われています。とくに『カンゾー先生』のロケ場所はそのまま残されています。
 海岸通りから一歩中に入ったところに、昔ながらの建物が残されています。クルマのすれ違いがやっと、という狭い道に、昔はバスが走っていました。
牛窓 牛窓の町
感動度★★★ もう一度行きたい度★★★ 駐車場 港近くに大きな駐車場があります
八塔寺(はっとうじ)/備前市吉永町加賀美
八塔寺ふるさと村 高原に出現した茅葺き群
 八塔寺そのものは,かつて弓削道鏡が開基したと伝えられ,高野山のように山岳仏教の栄えたところです。しかしその歴史は波瀾万丈で,たびたびの兵火で焼失,天正14年(1591)には,とうとう寺領が没収されるにいたりました。その後,天台宗に改宗,岡山藩主から梵鐘を寄贈されるも,本堂や塔などが焼失。いまでは遺構から往時を偲ぶことができます。
 これほど茅葺き屋根の家屋が残っているとは思いませんでした。岡山県がふるさと村に,郷土保全地域にそれぞれ指定。
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 クルマは空き地に停めました
矢掛(やかげ)/矢掛町胡町
矢掛-1 2軒の国重要文化財
 室町時代から歴史のある町ですが,実際は江戸時代の参勤交代によって,宿場町として形成されてきました。国重文の本陣(写真)や脇本陣が整備されています。他の屋敷は短冊形の地割りになっています。
▲すし定食(寳来のランチメニュー)
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 無料駐車場があります