静岡県

宇津ノ谷(うつのたに)/静岡市駿河区宇津ノ谷
宇津ノ谷 山あいにひっそりと佇む
 全く期待しないで行って,予想外にきちんと整備されているとうれしいものです。この集落も,宇津ノ谷峠の手前の山あいにひっそりとたたずんでいました。かつて豊臣秀吉が北条征伐の帰途に立ち寄ったとされ,そのとき地元の石川家に羽織を与えたそうです。いまでも「お羽織屋」として残っています。
 ゆるやかな坂に石畳が敷かれています。また家々の軒先に下がった屋号に往時の姿が忍ばれます。なお道の駅から徒歩10分程度でこれます。
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 道の駅「宇津ノ谷」に停めました
蒲原(かんばら)/静岡市清水区蒲原
蒲原 なまこ塀の建造物
 江戸から15番目の東海道蒲原宿です。現在でも本陣やなまこ塀の土蔵造りが点在しています。そのほとんどが平入の出桁作りで,1階の開口部が建物から出っ張っています。
 また元禄年間の大津波で,集落は壊滅しましたが,そのあとすぐに復興しました。現在残っている建物のほとんどは,大正時代に建てられたものだそうです。
 
感動度★★ もう一度いきたい度★★ 交通 無料駐車場があります
掛川(かけがわ)/掛川市掛川
掛川 裏手に昭和初期の建物
 掛川城は戦国時代,山内一豊が10年間城主として在城したが,やはりNHK大河ドラマ『功名が辻』で一躍有名になりました。今の天守閣は平成6年に復元されました。
 そんな天守閣の裏手にまわってみると,意外と古い建築物が目に付きます。いくつかの古民家もありますが,報徳図書館(写真)は昭和2年に設計されたものです。また隣には大日本報徳社も昭和初期の建物です。侍屋敷の竹の丸は,現在復元工事がされています。
感動度★★ もう一度いきたい度★★ 交通 無料駐車場があります
横須賀(よこすか)/掛川市大須賀町横須賀
横須賀 出桁造りが目に付く
 歩いていて気がつくのは,意外にも古い町家が多いということです。それは線としてつながってはいませんが,約1qほどのあいだに古民家が点在しているのです。そのほとんどが,庇が突き出て,1階が出た出桁造りが多いのが特徴です。
 東海道の宿場町です。ふつうの町家,商家が多く本陣や脇本陣,豪商たちの建物はありませんでした。もう一つ,寺院が多いのに気がつきます。これは歴代の城主が,寺院を積極的に誘致したためである。寺院は人を集める効果があるからです。
感動度★★★ もう一度いきたい度★★ 交通 横須賀城跡に停めました
白須賀(しらすか)/湖西市白須賀
白須賀 大津波で旧宿場は壊滅
 東海道の江戸から32番目の宿場町です。白須賀宿の歴史文化に関することは,「おんやど白須賀」に行くとほとんど理解できます。また駐車場もありますので,ここに停めて10分ほど歩くと,古い町並みに行けます。
 高台にある宿場町ですが,以前は海辺にありました。1707年の津波で壊滅しました。以後,高台に移転したのです。
 ほとんどが平入の2階建て出桁造りです。しかも1階の開口部がかなり大きいですが,今はガラス戸になっています。
感動度★★★ もう一度いきたい度★★ 交通 白須賀小中学校付近に無料駐車場があります
三島(みしま)/三島市本町
三島-1 点在する古い建物
 江戸から出て難所の箱根を超えて最初の宿場町です。かつての面影の持つ建物は点在していますが,連続して見ることができません。旧東海道が賑やかな商店街なので,改築,改造が進んだからでしょう。
地元民の信仰を集める三嶋大社
感動度★ もう一度いきたい度★ 交通 伊豆箱根鉄道広小路駅から徒歩10分
伊東(いとう)/伊東市東松原町
伊東 昔ながらの旅館街
 伊東には何度も来ていますが,古い町並みがあるとは気がつきませんでした。伊東の旅館街は,ほとんどが改築,改造されて昔の面影はありません。しかしここの松川通りは,東海館,いな葉などの木造の建物が建っています。
 特に東海館やいな葉には,望楼があって,大川を挟んだ遊歩道から見ることができます。
 東海館は平成9年に閉館し,そのあとは資料館として,一般に無料開放されています。美しい和風建築を堪能することができます。
感動度★★★ もう一度いきたい度★★ 交通 JR伊東駅から徒歩10分
由比(ゆい)/由比町寺尾
由比 由比正雪の出身地
 由比といえば,東名高速のパーキングエリアで,よく停めていました。今回,まちなかを歩くのははじめてです。
 由比は大きくわけて2カ所にあります。一つは由比川近くのあたりで,由比正雪の生家などがあります。このあたりは,連なって古い町家があるわけではありません。
 もうひとつは,寺尾あたりで,あかりの博物館を中心に広がっています。油あんどんなど各種明かりが展示されています。
感動度★★★ もう一度いきたい度★★ 交通 あかりの博物館横の無料駐車場に停めました
城下(しろした)/森町城下上
城下 ノコギリの歯のような区画
 全国各地を歩いていますと,いまだに明快な理由のわからないことがあります。それは,なぜノコギリの歯のような家並みがあるのだろうか,ということです。どうも統一した答えはないようです。戦いの時に兵が隠れやすいようにするためとか,社殿に向かうためだとか,いろいろです。でもそれらはあくまで推論です。
 城下の場合は,距離がかなり長く続いているのです。律令時代の地割りと,現代の道路が合わずにノコギリの歯のようになったとか。嘘のような話です。
感動度★★ もう一度いきたい度★ 交通 適当に停められます