山口県

竪小路(たてこうじ)/山口市竪小路
竪小路 商家などが残る
 大内氏の城下町です。また萩往還の宿場町としても栄えました。蔵造りの商家,格子窓のある町屋などがいくつか残っています。しかし消えていく運命の町並みでしょうか。
竪小路-2
▲裏にはこぎれいな片岡小路がある
感動度★★ もう一度いきたい度★★ 駐車場 周辺の官庁街にたくさんあります
萩・平安古(ひやこ)/萩市平安古
平安古-1 敵の侵入を防ぐ鍵曲
 橋本川に沿った地区で,毛利一門の下屋敷はじめ,いくつかの武家屋敷が残っています。また,敵の侵入や攻撃を防ぐために,左右を高い土塀で囲み,見通しの悪い「鍵曲」(かいまがり)が残っています。
▲旧田中別邸
感動度★★ もう一度いきたい度★ 交通 まぁーるバス保険センター前から徒歩3分
萩・浜崎(はまざき)/萩市浜崎町
浜崎 萩にも港のにおい
 江戸時代初期,城下町の建設とともに開かれた港町。萩三角州の北東端に位置し,回船業,水産業で賑わったのです。
 歩いていて,今までの萩のイメージを一変させてくれます。土塀や石垣はありません。格子戸のある商家や白壁の土蔵などがあり,江戸時代の建物は,44棟も数えます。また地割りも当時のままです。倉庫群,町家などぎっしり詰まった町で,狭い路地や白壁に港町のにおいがします。堀内,平安古に続く市内3番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 まぁーるバス寺町下車徒歩10分
萩(はぎ)/萩市堀内
萩 江戸時代の地割り
 今から20数年前,はじめて取材した町が萩と津和野でした。「土塀と夏みかん」というイメージしかありませんでしたが,萩に着いてみると,実に変化に富んでいることがわかりました。
 町筋は碁盤の目状に整備されています。中,下級武士の武家屋敷や町家が残っています。江戸時代の地図がそのまま使えるというほど,昔のままの地割りです。もう一つ,高杉晋作誕生の地,木戸孝充(桂小五郎)旧宅,青木周弼旧宅など,歴史上の人物に関する家々も見られます。
感動度★★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 まぁーるバス萩看護学校前下車徒歩すぐ
吉田(よしだ)/下関市吉田
吉田 高杉晋作ゆかりの地
 山陽道の宿場町で,赤間関街道との分岐点でもありました。交通の要衝だったせいか毛利藩の代官所,本陣,御茶屋などが設けられて,かなり栄えたそうです。またこのあたりには,高杉晋作や騎兵隊のゆかりのあるものが多いのです。高杉晋作の墓もあります。
 道路面側は改修されていますが,平入り,妻入りの建物が往時の面影を残しています。一歩裏に入りますと,崩れかけた土塀や蔵が残っています。
感動度★ もう一度いきたい度★ 駐車場 近くの公園に無料駐車場があります
富海(とのみ)/防府市富海
富海 ポツンポツンと見られる
 山陽道の宿場町です。山陽道に面したところには,平入り,妻入りの町屋がところどころに見られます。屋根は瓦葺きです。ここは宿場町ですが,港にも近く,以前は小さな漁村でもありました。
 街道を歩いていますと,それほど古い建物が見られません。ポツンポツンと登場するのです。つまり建ち並んだ感じの町並みではありません。たぶん将来は古い家並みは消えていくでしょう。
感動度★ もう一度いきたい度★ 駐車場 富海郵便局に止めました
室積(むろづみ)/光市室積
室積 海のにおいがする1本道
 瀬戸内海に突き出た半島に残された町です。海の菩薩として知られた普賢寺があり,ここから海商通りが延びています。江戸から明治にかけて北前船の寄港地として回船問屋で栄え,さらに役場や港が整備されいっそう発展したというわけです。
 海商通りは1本道です。しかも通りの裏は瀬戸内海です。海のにおいのする町並みです。蔵造りの商家を生かした土産物店などもあります。
感動度★★ もう一度いきたい度★★ 駐車場 無料駐車場があります
岩国(いわくに)/岩国市岩国
岩国 錦帯橋を渡ると一変
 歩いていると,ところどころに旧町名の札が貼り付けてあります。玖珂町,柳井町,材木町などかつて町人が住んでいたと思われる町名が残されている。べんがら格子の町屋,白壁の商家が往時のまま見られます。町並みは碁盤の目状態になっており,迷うことなく歩けます。
 錦帯橋を渡りますと,武家屋敷が見られます。大きな長屋門,ずっと続く白壁など,錦帯橋を挟んでその様相は一変するのです。その変わり目を見るのもおもしろいです。
 
感動度★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 JR岩国駅からバスで錦帯橋バスセンター下車
柳井(やない)/柳井市柳井津古市
柳井 かつての豪商たちを彷彿
 10数年ぶりの2度目の訪問です。石畳も敷かれ,昔に比べてかなり整備されています。土蔵造りの商家がずらりと並び,その光景は圧巻です。まるで映画に出てくるような感じの町並みになっていました。
 瀬戸内海の交通の要衝として栄え,特に油の集散地としては,江戸時代,柳井の豪商たちが独占的な権益を得ていました。町並みを見ただけでも,往時の繁栄ぶりを感じさせるものがあります。とにかく,見応えのある町並みです。
 
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 JR柳井駅から徒歩10分
上関(かみのせき)/上関町長島
上関 港町らしくない建物
 海上交通の要所として栄えた港町です。建物を見ると,単なる港町とは思えない造りです。瓦葺きの2階建て,漆喰いの建物が役場付近に残っています。車がやっと1台通れる程度の狭い道の両側に建ち並んでいるのですが,「ぎっしり感」にちょっと息苦しい感じです。
 豪華な造りのなかで,特に吉田家(写真中)の菱形の窓は,ひときわ目立つ存在です。
 港の通りから一歩中に入った通りですが,まったく別世界のような気がします。) 
感動度★★★ もう一度いきたい度★★★ 交通 JR柳井駅から上関行き防長バス1時間渡船場前下車
船木(ふなき)/楠町船木
船木 おもわず「おおっ」
 いろいろな町並みを見ていてうれしいのは,意外にも町並みを残されているときです。ほとんど無名に近い船木もその一つです。車を役場と公民館の兼用の総合センター駐車場に停めて歩きました。表通りも裏通りも,昔のままの姿が多く残されているのです。おもわず「おおっ…」と声をあげてしまいました。
表通りも裏通りも
 船木は山陽道の宿場町です。商家が多く,窓は独特の四角の窓で,漆喰塗りで固められています。古くなった建物は新しく改装するなど,住民も町並み保存に協力しようという姿勢が見られます。
 裏道も土蔵が続き,下半分は板部で囲み,白壁がはげ落ちています。
 こんな静かな山間の地に,古い町並みを見つけたことに感動しました。

船木-2
感動度★★★★ もう一度いきたい度★★★ 駐車場 役場や公民館に止められます