昨日・今日・明日⑬ 
 ●2020年(令和2年)
1月2日(木) 
ホームページを一新します
 サーバーがこれ以上増量できないといわれ、新たなサーバーに移行します。で、これを機会にデザインを一新。半年ぐらいかかるでしょう。写真は元日に撮影しました。 
 
2019年(令和元年) 
10月3日(木) 
  紀伊國屋書店がポツンと一軒
 新宿本店です。両側のビルが取り壊されたことから、こんな光景に。なんだか寂しい感じですが、両側にビルが建てられれば変わるでしょう。
8月26日(月) 
武士の戦いのためのたしなみ
 江戸のスポーツが気になって出かけました。江戸のスポーツ事情が剣術、相撲、弓掛、馬術…など。一方、庶民の楽しみのなかには蹴鞠(けまり)、吹矢などもありますが、運動といえるかどうかやや疑問です。ただ古文書や浮世絵、典籍を展示しただけなので、ちょっと寂しい。 
 
8月15日(木) 
外堀しゅんせつ工事見学会に参加しました
 外堀公園を歩いていますと、外堀で何やら作業をしている様子が見て取れます。オリンピックを目前にして、外堀の水質改善のための東京都の工事です。今回、東京都、五洋建設の各担当者の案内でしゅんせつ工事の説明を受ける機会を得ました。牛込堀で採取したヘドロは小石川橋の積み込み場所までを歩きながら、要所要所で説明を聞きました。驚いたのは、外堀が海の満潮、干潮の影響を受けているということ、また外堀には水源がなく一時、多摩川から水を引くという案もあったようですが、莫大な金がかかるというのでやめたとか。
  それはともかく、採取したヘドロは羽田沖の新海面処分場まで曳船で運搬されます。処分方法は、長大な四角い型枠を湾の底まで落とし、その型枠のなかにヘドロを積み上げていくという方式です。なるほど、これならヘドロが飛散せずに済むわけです。なかなかおもしろい見学会でした。
   
① 底にたまった土砂(泥)を吸引する(牛込堀)。吸引船は自在に動けます ②土砂は送泥管で泥→圧縮空気→泥→圧縮空気と交互で送ります 
   
③圧縮空気で送られた泥は土運船(どうんせん)で新海面処分場へ ④採取した泥を拝見。匂いが全くしないのに驚いた。時期にもよるそうです 
8月10日(土) 
  学芸員から落語家に転身
 
 約10年前、世田谷美術館学芸員を定年を前にして辞めた落語家「遊興亭福し満」(ゆうこうてい ふくしま)さんの古典落語を聞きました。『化物使い』、『死神』で夏の噺にピッタリでした。いまは独演会や地方公演で活動されています。また町歩きの会「東京意匠学舎」を主幹。近代建築が大好きな落語家です。
7月30日(火) 
60年前に公開された映画『点と線』をはじめて見ました
  CS放送で、松本清張の特集を組んでおり、初期の作品を20本ばかり立て続けに見ました。特に昭和33年(1958)に映画化された『点と線』は秀逸でした。今は鬼籍に入られた名優がズラリと登場。とても懐かしかったです。新幹線のない時代、夜行列車にのってアリバイ崩しに北へ南へと動き回る刑事たちの姿が印象的です。しかもすべて蒸気機関車です。また建て替え前の警視庁や西鉄・国鉄の香椎駅、湘南電車、熱海の風景などなかなか興味深い。約60年以上前、高度成長期に入る前の日本の姿が実写で映し出されると、どうしても古民家や近代建築に目が移ります。あの旧警視庁の建物がどこかに移築でもされていたら、重文扱いになったかもしれません。
     
7月28日(日) 
鎌倉のアパートの壁面にポツンと1枚
 鎌倉・元八幡(由比若宮)の境内にあるアパートの壁に、「芥川龍之介旧家」の表示板がポツンと1枚。平塚文子との新婚時代、1年間この地に住みました。芥川は大正4年に東京帝大を卒業後、横須賀海軍機関学校の英語教師となり、ココから横須賀まで通ったのです。それにしてもさすが鎌倉市、文豪・芥川龍之介の旧家でも驚きません。ポツンと1枚、板切れの表示板で十分なのでしょう。 
 
7月22日(月) 
  文豪・島崎藤村は土葬でした
 地福寺(神奈川県大磯町)の梅林の下に眠っているそうで、住職は「参拝する場合は地面では無く石畳を歩いてほしい」と言われました。  
7月19日(金) 
奈良原一高『人間の土地-軍艦島』がまとめて展示
 十数年ぶりに東京都写真美術館に出かけました。その理由の一つが奈良原一高(ならはらいっこう)の『人間の土地』がまとめて展示されると聞いたからです。いま数々の遺産として注目され、観光客が殺到している軍艦島(長崎県)の住人が被写体です。1954~56にかけて撮った作品で、5000人を超える人々が暮らしていた島です。その人々の生活を追い続けた渾身のルポといえます。地底の作業場、学校から、共同浴場、生活の様子、神社、寺院、食堂、鉄筋アパート、水のないプールで遊ぶ子どもたち、そして夜景、珍しい雪景色……。たったひとつないものは墓。墓は沖合の小さな無人島・中ノ島にありますが、ここは無縁墓地。そんな中ノ島まで行ってカメラを向けています。また葬式船を見送る人々の表情は印象的です。
 いま瓦礫と化した建物に往時の面影は見られませんが、『人間の土地』は当時の生活の様子を写し出した貴重な作品といえます。なお同時に『世界報道写真展』も開催されていました。  
   
▲『人間の土地』44点が展示  ▲飢餓や戦争、差別などが被写体 
7月6日(土) 
鎌倉・光明寺にあった高倉健の墓
 予想もしないことにぶちあたるものです。鎌倉の古刹・光明寺を訪れたとき、なんとココが俳優・高倉健のお墓があったのです。もともと浄土宗の熱心な信者で、なおかつ鎌倉幕府・北条高時(14代)につながる末裔と伝えられていたことから、光明寺に墓を建てるのは当然のことかも知れません。生前から、いろいろな寺院の年中行事も参加されていることから住職とも縁があったとか。墓は身長と同じ180cm、映画人生と重なるような表現をしているとか。 
   
▲高倉健のシンプルな形の墓碑  ▲光明寺/文化財など多数あり
 6月20日(木)
今年もワクワクの『発掘された日本列島2019』
 毎年欠かさず拝見しています。日本列島では毎年8000件近い発掘作業が行われています。大半がごく普通の器だったりしますが、なかには大型埴輪、土偶などの珍品も見られます。岡山市の金蔵山古墳からは、大きな家形の埴輪が出土されました。古墳時代のものです。また白神山地から大きな土偶が出土。これだけ大きな土偶は珍しいといえるでしょう。鹿児島県錦江町の山ノ口遺跡からは男女別の岩偶(がんぐう)が出ました。岩偶とは凝灰岩や砂岩などの石で造られた人形で、一般的は縄文時代のものですが、山ノ口遺跡は弥生時代の遺跡。楽しみの多い展示会でした。 
     
▲白神山地東麓(青森県西目屋村)から出土した土偶  ▲金蔵山古墳(岡山市)から出土した大型の埴輪  ▲全国巡回する速報展
 6月17日(月)
わがままで頑固なスカーレット
 数十年ぶりに映画『風と共に去りぬ』を見ました。ヒロイン・スカーレットの激しく燃えた恋というが、わがままで身勝手、気位の高い性格に共感はできませんでした。我が子を死なせ、恋人が去り……、まさに自業自得の世界を描いていました。ただ南北戦争の背景、大地主、黒人奴隷などの様子がわかったような気がします。 
 
6月15日(土) 
江戸神田・お玉が池は有名人がいました
 江戸時代の剣豪・北辰一刀流千葉周作の道場・玄武館などのあるお玉が池に行ってきました。といっても実際にあるわけではなく、江戸時代に埋め立てられ宅地になったそうです。いまは千代田区岩本町2丁目付近にあったのではないかということで、碑が建てられています。お玉が池は、『人形佐七捕物帖』(横溝正史著)の主人公・佐七親分が住んでいたところでもあります。
 ところでお玉というのは茶屋の看板娘の名で、二人の男から言い寄られて、悩んだあげく池に投身自殺。それまであった桜ヶ池をお玉が池に改名したそうです。 
   
▲このあたりにあったとされるお玉が池 ▲千葉道場・玄武館の址 
6月10日(月) 
「なつ」と「おしん」-そしていまも変わらぬ東京神話
 NHK朝ドラ『なつぞら』が高視聴率を出しています。戦災孤児・なつが北海道の開拓民に拾われ、すくすくと元気に育ち、やがてアニメーターを目指して上京します。昭和30年代の高度成長期です。『おしん』はいまNHKBSで再放送しており、いったん見てしまうとやめられなくなるというクセになるドラマです。6歳で酒田に奉公に出され、2度目の奉公から実家に戻りますが、女郎屋に売り飛ばされる寸前、身一つで逃げ出し上京します。小作の家に生まれたための不条理な世界を描いています。
 明治、大正、昭和、そして平成。いつの時代も変わらないのが「東京に行けばなんとかなる」です。生活環境を変えることで、運命をも変えられるのも事実でしょう。その原因の大部分が人との出会いです。なつもおしんも、東京で多くの人と出会います。ときには、東京神話は残酷な一面をも見せてくれます。大した根拠もないのに、人を信じさせる力を持っているのも東京です。それにしても16歳~45歳のおしん役を演じた田中裕子さんの美しさに目を見張りました。 
   
▲広瀬すず  ▲田中裕子 
6月4日(火) 
  今年は「8K」と「3DCG」一色でした
 今年もNHK放送技術研究所の公開日に行ってきました。数年前の「16K研究」などはなく、今年は8K一色でした。かつてあった「メガネなしで見られる立体テレビ」も「3DCG映像」としてかなり進んでいました。映像の中身もスポーツが大部分です。
6月1日(土)
“汽車道”って本当にありました
 横浜の名所・馬車道はあまりにも有名です。でも汽車道(きしゃみち)ってあるのを知りませんでした。聞いたとき冗談か、と思いました。そこで出かけて見ました。明治44年(1911)に開通した臨港鉄道の一部約500mを利用した遊歩道。線路や橋などをそのままにしてあるので、往時を偲ぶことができます。桜木町駅に近いです。 
   
5月29日(水) 
旧古河庭園に雅子皇后陛下のバラが展示
 英国の建築家ジョサイア・コンドルが手がけた旧古河庭園に建つ洋館と庭園に行ってきました。何度か訪ねているのですが、今回はバラの展覧会と重なってたいへんな混雑でした。洋館は定員オーバーで入館できません。それでバラ園などを回りました。よく見ると雅子皇后陛下のバラが、さりげなく展示されていました。透明感のある淡いピンク色で、名前はイギリスの慈善事業家・エグランタインにちなむそうです。なぜこのバラを選んだのかわかりません。近くにはおなじみのプリンセスミチコもありました。 
   
5月26日(日) 
萬画家・石ノ森章太郎展
 石ノ森の漫画はあまり見たことがありません。『マンガ日本経済入門』を見て、驚いたのを覚えています。今回の副題が「ボクは、ダ・ビンチになりたかった」です。マンガだけではなく文学、演劇、映画、音楽など多方面に興味を抱いた人でした。最多コミックタイトル数でギネスに登録されているとか。
 
5月21日(火) 
横浜の魚市場に行ってきました
 東京の魚市場が築地から有明に移転してから、有明の人気が急降下。そんななかで隣の横浜市中央卸売市場に行ってきました。京急神奈川駅から徒歩15分のところにあります。しかも月2回の一般公開日には、多くのイベントがあります。特に300円で魚の詰め放題は、延々の行列。マグロの解体ショー、さばきかた教室など盛りだくさん。もちろんイベントだけではなく、場内各店で一般客相手に小売りもしているので、新鮮な魚介類を購入できます。ちなみに横浜市場の取扱高は全国で6位だそうです。
   
▲300円で魚の詰め放題は大人気  ▲食堂街はワンコイン(500円)メニュー 
5月19日(日) 
海老名駅前のモールに七重塔のモニュメント
 海老名市は相模国分寺のあったことで知られていますが、今回はじめて訪ねました。小田急海老名駅前のショッピングモールの端に七重塔に模したモニュメントが設置されていました。平成4年(1992)に実物の三分の一のスケールで建てられました。とりあえず、モニュメントを見て、歩いて現地に向かいました。国の史跡に指定されており、幾度かの発掘調査で礎石や基壇のことがわかり、ほぼ全容がつかめているようです。隣接する温故館にはジオラマなどもあって、熱心な学芸員が説明してくれました。 
   
▲ショッピングモールに七重塔  ▲広大な相模国分寺跡です 
5月12日(日) 
  珍しい! 本堂がクルクル回る
 藤沢宿で最も古い寺とも言われている感応院の境内にある三嶋大明神の本堂です。回しながら福を得るわけですが、危険防止のため中止。
5月9日(木) 
笑ってはいけません! これがかっぱのミイラです!
 湿地地帯でしばしば水害に悩んでいた商人・合羽屋喜八が私財を投じて新堀川の開削工事を行ないました。その時、隅田川に住んでいた河童が手伝ったとか。喜八の菩提寺でもある曹源寺がいつしかかっぱ寺と呼ばれるようになったそうです。かっぱの像は境内のいたるところにあります。で、最大の見どころ(?)はかっぱのミイラ。かっぱ堂のなかに展示されています。手首なのか足首なのかわかりませんが、とにかくかっぱのミイラだそうです。笑ってはいけません。場所は台東区松が谷3丁目のこぢんまりとした寺にあります。 
   
5月5日(日) 
三越前駅・地下コンコースの壁面に長~い絵巻物
 日本橋の地下鉄三越前駅の地下コンコースの壁面に『熈代勝覧』(きだいしょうらん)が展示されています。もう10年ぐらい前からだそうですが、じっくり見たことがなかったので、今回ちょっとのぞいて見ました。もともと日本橋通りを絵巻物にしたもので、現物はドイツのベルリン国立博物館が所蔵しています。長さ17mもあり、町人の職業や風俗、店蔵の様子など細かく描かれています。いまでは差別用語となった「あんま」などの言葉も書かれています。 全三巻あるそうですが、他の二巻は行方不明だとか。しかも作者も不明だそうです。
   
2019年(平成31年) 
4月25日(木) 
  砲弾を抱えた狛犬
 日露戦争の戦勝記念に建立された狛犬で、大戸神社(川崎市中原区)で見つけました。明治40年10月に、拝殿前に一対造られました。 
4月23日(月) 
集合写真の強みを生かした求人広告写真展
 集合写真の強みは表情の違う顔、眼が集まったときに表れます。まさに眼力の集合とでもいえましょうか。その集合写真の強みを生かした求人広告を並べた写真展『ニッポンのはたらく人たち』でした。写真を見ていますと、「本当に楽しい職場ですよ」と訴えているようです。撮影料はワンカット50万~80万円(交通費別)だそうです。写真を見ますと、実際の撮影はたいへんだなあと思いました。職場を現す場所の設定、大道具、小道具などの準備「ほぼ合成なし」というだけあって苦労されているのがわかります。撮影は静岡在住の杉山雅彦さんです。 
 
4月20日(土) 
『東京の古い町並み』と『中国の古い町並み』について
 サーバのYahoo!がホームページの業務を中止したために、当分のあいだ『東京の古い町並み』と『中国の古い町並み』を公開を見合わせます。『東京の古い町並み』については、早めに新たなサーバーを見つけて公開したいと思います。しばらくお待ちください。 
4月18日(木) 
吉原遊女の名前と性格・容姿など網羅
 毎年楽しみにしている企画展です。一般の市民から寄贈品を選んで展示しているのですが、意外な掘り出し物があります。なかでも最古級と言われる『吉原細見図』です。店名はもちろん遊女の名前も載せ、性格や容姿はいいとか悪いとか、細かく書いているのですが、字が小さくて読めないのが残念です。
 
4月15日(月) 
  名物「戸塚の開かずの踏切」が…
 数年ぶりに戸塚(横浜市)に行きました。なんと名物「開かずの踏切」が閉鎖され、地下トンネルが完成していました。その昔ヒヤヒヤしながら何度かクルマで踏切を渡ったことがあります。いま思えば懐かしいですね。 
4月8日(月) 
4度にわたる増改築をした村野藤吾の企画展
 日本橋高島屋4階の資料館で『日本橋高島屋と村野藤吾』の企画展が開かれました。高島屋はデパートでははじめて重要文化財に指定されました。もともと高橋貞太郎が設計したものを戦後の4度に渡る増改築の図面を引いたのが村野藤吾でした。当初の日本生命館だったころの図面や増改築のデッサンなど貴重な資料が展示されていました。
 村野藤吾との出会いは、大阪市の綿業会館でした。文化財に指定されていますが、内装の重厚さに圧倒されました。村野藤吾は関西方面での活躍が多かったように思えます。村野は早稲田大学出身ですが、一方の辰野金吾につながる東大建築学科出身群と何かと対比させられます。一時期「建築を学ぶなら早稲田大か東大か」などという愚問が投げかけられました。早い話、どっちでもいい! 
   
4月3日(水) 
●東京で見つけた玉子の自販機
 地方に行きますと、たまに生タマゴの自販機を見つけますが、東京でははじめてです。だいたい10個300円ぐらい。場所はあきる野市留原地区。
 
3月31日(日) 
  大岡川の花見にぶち当たる
 横浜市の大岡川沿いです。屋台が出るなどたいへんな賑わい。近くの京急日ノ出町駅付近は遊里のあった所。今は建物に面影はありません。 
3月30日(土) 
彫刻がすばらしい平川神社で「氏子募集」の張り紙
 平川神社(横浜市青葉区美しが丘)に立ち寄りました。小さな無名の神社ですが、透かし彫りの彫刻の素晴らしさで、地域の人たちに親しまれています。正面に二つの龍、左右に獅子。拝殿左右の袖には一対の鷲が彫ってあります。ほかに欄間には大小合わせて19枚の板に松、鳥、花、獅子、龍が彫ってあります。そんな神社で「氏子募集」の張り紙が社殿に貼ってありました。本来地域の人たちが氏子(うじこ)にあたるわけですが、いまや行事の担い手が不足してようです。それにしても社殿に張り紙とは、かなり深刻なようです。 
   
3月23日(土) 
砂漠都市の自然と人間の織りなす“美風景”
 富士フォトギャラリー銀座に寄りました。砂をテーマに、自然、人間、生活を描いた力作です。砂模様の美しさ、と同時に人間社会に大きな影響を与える砂。自然のなかの砂の切り取り方がおもしろい。また砂漠都市で暮らす人々の明るい表情に救われます。ただ人々の砂漠に対する考え方が“楽観的”に描かれすぎる気がしました。秀逸な『砂の途上』というタイトル同様に、人間と砂漠との関係はまだまだ“途上”であるといいたいのか。人物にもっと深く迫った作品を期待します。 
   
3月15日(金) 
油まみれの珍しい大黑天
 ごま油、菜種油など植物油をかけて、福をいただくという珍しい大黑天です。日本橋小伝馬町にある身延山別院の境内にあります。昭和の名優・長谷川一夫さんが安置されたそうです。小さな大黑天ですが、油まみれとはこのことをいうのか、全身テカテカ黒光りしていました。
 
3月4日(月) 
喜多方ラーメン『坂内食堂』、ああ……本日定休日
 喜多方市の名物ラーメン店「坂内食堂」は、ご当地ラーメンの代表格。特に肉そばは麺が見えないくらいチャーシューで覆われているそうです。休日は長蛇の列で、1時間待ちは当たり前だとか。で、小雨の平日に喜多方に行ったついでに寄りました…。御清水(おしみず)という飲み屋街のはずれにあります。ところがなんと本日定休日の無慈悲な札がかかっていました。人気の店なので無休かと勝手に思い込んでいたのが間違いでした。ちなみに木曜が定休日です。残念無念!  
   
2月24日(日) 
旧朝香宮邸(国の重要文化財)に行ってきました
 フォトコラージュの鬼才といわれた岡上淑子の作品展が現代庭園美術館(東京都港区)で開催されています。どちらかというと、建物に興味があったので、岡上淑子の作品は二の次という感じでした。フォトコラージュは掲載された他人の作品を切り刻んで、新たな価値を見いだすという表現法です。あまり好きな手法ではないので、今回は建物ばかりに目をやりました。本館はアール・デコ様式で、外部よりも室内デザインのほうが楽しめます。 食堂や大広間、書斎など凝りまくったデザインが飽きさせません。ところで庭園美術館というので、日本庭園、洋風庭園を見て回りましたが、ごく普通の庭園でした。
   
▲旧朝香宮邸・国の重要文化財  ▲2階・岡上淑子の作品(撮影OK) 
2月22日(金) 
  新聞少年の像もありました
 横浜は何とか像とか発祥の地などの記念碑が多い。ただ発祥の地が本当かどうか懐疑的な目で見ています。 それらはともかく「新聞少年の像」を見つけました。よくよく調べますと、日本各地に日本新聞販売協会という所が建てているそうで、東京にも1躰あるそうです。いまは見かけなくなりましたが、牛乳配達少年はどこへ行ったのでしょうか。
2月20日(水) 
横浜税関食堂のラーメンは400円也!
 ヨコハマ三塔の一つ横浜税関の食堂は、一般人も自由に利用できると聞いて、横浜に行ったついでに利用しました。立派な職員専用の裏門から入りますが、看板などの目印がないので、ちょっと勇気がいります。でも意を決してなかに入ると、すぐ左の食堂のドアがあって、営業中の札がかかっています。自販機で食券を買うのですが、ご飯類の定食類はワンコインの500円(込み)です。でもこの日は12時40分で早くも売り切れ! で、麺類しかないのでラーメンの食券を購入。味は醤油系のあっさり風。コーンやメンマ、ワカメ、ゆで卵、ネギなどが入っていて、400円は安い! 店名は一応付いていて「SAN」というらしい。このあたりでワンコインで食事ができるのはありがたい。 
   
▲横浜税関の裏口も立派です  ▲ラーメン400円。コーンがたっぷり 
2月15日(金) 
トマトケチャップ発祥の地は新子安!?
 国道15号線(第一京浜)の下り車線側の新子安付近を歩いていて見つけたのが「トマトケチャップ発祥の地」碑。明治時代初期、横浜開港にともない、この辺りは野菜の生産地となりました。なかでもトマトの不良品を集めてソースを造ったのが清水屋。何度も試行錯誤を繰り返して、最初のトマトケチャップが完成。明治27年(1894)のことです。碑の色に注目! 
 
2月5日(火) 
  長門裕之・南田洋子夫妻の墓
 早稲田通り沿いに高徳寺(中野区)という寺院があります。江戸時代中期の朱子学者・新井白石の墓のあることで歴史研究家には知られています。で、もうひとつ有名人の墓が俳優の長門裕之、女優の南田洋子夫妻の墓です。長門裕之さんは、先日亡くなられた俳優の津川雅彦さんの兄にあたります。日本映画の一時代を築いた人たちでした。
1月31日(木) 
三大貧民窟の一つ四谷鮫ケ橋
 かつて東京の明治三大貧民窟の一つといわれた、四谷・鮫ケ橋(さめがはし)に行ってきました。“最下層”と呼ばれた人々が貧困と飢餓、伝染病、犯罪におびえながら暮らしたところです。もちろんいまは若葉と名前を変え、貧民窟の面影はありません。近くには学習院初等科、迎賓館、さらに寺町を形成しており、交番もあちこちに見られます。このどまんなかにある「みなみもと町公園」は、多目的広場も備えたやや大きめの新宿区立公園です。この平凡な公園が全国的に有名になった出来事があります。皇太子ご夫妻の長女・愛子さまの公園デビューがココです。2003年5月13日(火)の午前中に実現。2回目の6月23日午前10時には近所の主婦たちがカメラ、ビデオ持参でかけつけ、さらに大報道陣も殺到、愛子様は同年齢の子どもたちと遊ぶことができずに引き上げたというわけです。その後他の公園でも行なわれたようですが、うまくいかなかったようです。 
   
1月29日(火)
テーマは長時間露光
 所用があって銀座に出かけましたが、数年ぶりに写真展に寄ってみました。作者はデジタルになって表現の幅が広がったそうです。 
 
1月20日(日) 
  開かずの扉が開いた!
 東京国立博物館の隣にある京成電鉄の旧動物園博物館駅の扉が開いていました。期間を決めて見学できるようにしたのですが、すでにこの日は満杯。2月末日まで公開しているとか。 
1月17日(木) 
徳川将軍家の美意識の高さを見る
 江戸大奥の春の行事に使う道具を展示されました。また宮家から輿入れするときの道具もあります。精緻な銀細工や豆人形は、あまりの艶やかさに目を見張ります。以前に開催された篤姫展でも紹介されましたが、嫁入り道具の豪華さに匹敵するくらいの今回の展示。徳川家の美意識の高さに納得。 
 
1月11日(金) 
  大宮公園小動物園に絶滅危惧類
 埼玉県の県鳥で国の天然記念物のシラコバトは絶滅危惧(IB)類に指定されています。でも大宮公園小動物園に行けば20羽前後がフライングゲートで飼われています。とにかく繁殖に努めているそうで、間近に見られます。 
1月6日(日) 
将棋は見る方も体力勝負
 最近将棋にすっかりはまりました。藤井聡太さんの生中継は必ず見ています。ただ「順位戦」のように持ち時間が各6時間となりますと、朝10時に対局が開始されて、夜の11時ごろまで見ることになります。途中の昼食休憩(40分)、夕食休憩(40分)も対局に合わせ、時間内にすませます。まさに見る方も体力勝負! でもおもしろいです。そんな順位戦も8日(火)に行われます。 
1月1日(火) 
とりあえずこの1年健康で……
 今年も富士山がくっきり見ることができました。今年1年何が起こるかわかりませんが、血液検査や各種がん検診はすべてクリアしています。とりあえず良好です。 
 

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